ContextCaptureユーザーガイド

3D複数解像度メッシュ交換フォーマット(3MX)の概要

この文書では、3D複数解像度メッシュ交換フォーマット(3MX)について説明します。3MXの設計目標は、当社のContextCaptureデータのオンラインでの配布およびサードパーティアプリケーションへの配布を容易にする、軽量なオープンフォーマットを作成することでした。

3MXの想定される用途は次のとおりです。
  • 新しいWebGLビューアを使用したオンライン配布。
  • MicroStationなどの他のBentley Systems製品との互換性。
  • サードパーティアプリケーション(3D GIS)との互換性。

3MXは、複数解像度のアプローチによって、非常に大規模な3Dメッシュデータの高速な取得を可能にしています。これにより、フォーマットで用いられるメッシュ圧縮の効果と合わせて、3Dレンダリングのためのデータストリーミングが可能になります。現時点で、ContextCaptureネイティブビューアと新しいWebGLビューアの両方が、ローカルまたはサーバーから3MXを読み取ることができます。

3MXフォーマットは、拡張性を念頭に置いて設計されています。ContextCaptureは現時点では、1つのメッシュ圧縮タイプ(OpenCTM)と固有のテクスチャタイプ(JPG)で3MXデータを生成します。ただし、3MX仕様ではメッシュと画像の表現タイプに制限はありません。

以上を念頭に置いた上で、3MXの主な特長は次のとおりです。
  • Webとの親和性: ブラウザへのロードが容易
  • コンパクト性
  • ストリーミングへの最適化: 高速表示が可能
  • 拡張可能
  • 複数解像度の表現:非常に重いデータの処理が可能。

3MXで使用される複数解像度アプローチは、いくつかの原則に基づいています。次のセクションではこれについて説明します。